鍵盤を弾き、多くの部品が連動して動き、打弦し、音が止まるまでの一連の動きを整える作業を整調といいます。
多くの工程がありますが、
そのほとんどが密接に繋がっており、1つ1つの工程を製造時に理想とされる基準寸法に繋ぎ合わせる事が基本で、全てが整えばピアノは
最大限能力を発揮します。
整調が崩れていると、ピアノを思い通りにコントロールする事ができません。株式会社矢川ピアノ工房では、調律時にも整調作業を行いますが、
細部に至るまで整調を行うには、多くの時間が必要になります。
ピアノの状況等 お客様に合ったアドバイスをさせて頂きます。
詳しくはお問い合わせ下さい。
整音とは、ハンマーに弾力と張りを与え、ピアノの音のバランスを整える作業です。
整音作業には、ハンマーを削ったり、針をさしたり、硬化剤を塗布したり等様々な作業がありますが、
非常に繊細な作業で、技術力、経験が必要となります。
整音作業前には、修理、整調、調律を全て高い精度まで行い、整音作業に入るのが理想で、そのピアノの音質が決定されます。
ピアノの約70%は木製部品でできています。
温度、湿度の変化により絶えず、伸縮して変化をし、その積み重ねにより、
ピアノに悪影響を及ぼします。
温・湿度計をピアノの近くに置き、常に心がけ、除湿器・加湿器等で環境の変化をできるだけ一定にして下さい。
ピアノの理想的な環境は、温度 20℃±5℃位、湿度55%±10%位が理想です。
人が心地良いと思う環境と大体同じ位と考えてもらってもいいでしょう。
常には、なかなか難しいかもしれませんが、心がけて頂くだけでピアノのコンディションを長く保つ事ができます。